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かしこい歯医者のかかり方 (歯科受診時の注意)

「歯が痛い」・「はぐきが腫れた」・「歯並びが悪い」・「口が開きづらい」こんな時は歯科医院に行きますね。どうせ歯の治療を受けるのなら痛みは少なく、上手に、効率よく受診したいと誰もが思うでしょう。

それでは歯科医師が「かしこい歯医者のかかり方」をお教えしましょう。


定期検診を受けましょう

  痛い!と思って歯科医院に行く。これはよくあることです。しかし痛みがないから虫歯がないとはかぎりません。むしろ痛みが出たときは虫歯がとてもひどくなっていた、なんて事はよくあるのです。

虫歯がひどければ治療の回数はかかりますし、後々の痛みや歯の寿命にもかかわってきます。部分的に詰めれば済んだのに全部かぶせなければならなかった、歯を抜かなければいけなくなった、ということもあります。また、歯周炎で歯がぐらぐらしてきたら、それを止めることはとっても大変なことです。だから定期検査で早期発見。これが最もかしこい歯医者のかかり方です。


痛みが強いと回数が増えることがあります。

  痛みが強いと歯を削るどころか触れない時があります。麻酔も効きづらくなります。そのためとにかく痛みを和らげる治療から始まり、回数が増えてしまいますし、治療時や治療後に痛む可能性が増します。

したがって痛みがひどくならないうちの受診をお勧めします。

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まず電話で予約してみましょう。

  痛くてとりあえず歯医者に行ったらさんざん待たされた、後日ということになった。これもよくあることです。歯科医院はその特殊性から予約制のところが多いので、あなたが行かれた時間にはすでに予約の患者さんが入っているかもしれません。

前もって空いている時間を確認していけば、あなたのために時間を作ることが出来ますので効率よく受診できます。

 


初診のときと月初めは必ず保険証を持っていきましょう。

  保険証を持参しないと保険治療はできません。自費治療となってしまいます。

無用な出費をしないためにも保険証はお忘れなく。老人手帳をお持ちの方はそちらもご持参下さい。

なお保険証が変わったら必ずご持参下さい。

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詰め物がはずれた場合、捨てずにお持ち下さい。

  もう使えないだろうと捨ててはいけません。歯科医師がまだ使えると判断した場合、治療回数が大幅に短縮される可能性があります。はずれた詰め物には多くの情報が含まれています。その貴重な情報を、ぜひ歯科医師にも教えて下さい。

(また捨ててしまうと、その後の保険治療が出来ない場合があります) 

 


歯だけではなくからだの具合が悪い所も教えてください。

  歯だけが悪くてあとは健康、ということはまれです。具合の悪いところを抱えている患者さんは少なくありません。高血圧・糖尿病・心疾患・肝炎やアレルギーなど現在の体の状態や、そのためにのんでいる薬が歯科治療に関係することは大いにありえます。

また以前かかった病気が問題になることもあります。診断を確実にするためにも、安全で安心な治療を受けるためにも、最初に歯のことと一緒に全身の事をや服用しているお薬のことも教えてください。

 


治療の前には歯を磨いて行きましょう。入れ歯も洗っていきましょう。

  マナーです。歯に汚れがついていると正確な診断・治療ができません。日頃の口腔衛生管理が疑われてしまいます。その前に食べた物がわかってしまいますよ。


女性の方は口紅を落としましょう。

  歯科治療の際はかならず唇に触れます。治療の後、口紅がお顔に広がっていたらお嫌でしょう。

それに、くちびるの色も、歯科医師にとっては重要なバイタルサインの一つです。

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高価な服、白い服は避けたほうが無難です。

  もちろんエプロンをしますが、歯を削る時は水しぶきが立ちます。大切な洋服を汚したら大変。


受診前の飲酒は避けてください。

  麻酔が効きづらくなったり出血しやすくなるので治療を延期しなければならなくなります。


ひげは剃って行きましょう。(いわゆる無精ひげ)

  型をとる時、材料がくっついて取りにくくなります。

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痛みや気になるところをまとめておきましょう。     

  どこが、いつから、どんな時に、どの様に気になるのか確認しておきましょう。

たとえば「一番奥の歯が1週間前から水を飲んだ時にしみる」など。


気になるところが何箇所かある時はあらかじめ伝えていただけると助かります。

  「ここが一番気になるが、他にもこちらが気になる。」と申し出てください。

今後の治療方針が変わることがあります。全体の治療日数が短縮されます。

ただし全ての気になるところを同時に治療開始するとは限りません。


初診時・就業間際・医院の休前日の抜歯は原則としていたしません。

  術後の出血や痛みなどに対応するため、終業間際・医院の休前日の抜歯や外科処置は基本的にいたしません。また初診時は抜歯の適応検査や、心の準備などを整えるため、同様にこうした外科処置は避けるのが普通です。

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治療中、痛みが強かったり苦しい時など左手を上げましょう

  無理に我慢する必要はありません。きっとドクターは中断してくれるでしょう。

ただし右手だと見えないかドクターをK.O.してしまうかもしれません(@_@)。

 


治療中は、出来たら大きなお口を開いて下さい(特に奥歯の場合)。

  術者がやりやすい状況をつくれば、より確実でより痛みの少ない治療が期待できます。

見えない、器具の入らない所をきちっと治療をするのは難易度が高いのです。


治療中、鼻で呼吸しましょう。

  意外と忘れがちなのですが、口で息をするとむせます。ミラーが曇り、確実な治療が難しくなります。

なお、型を採ると気持ち悪くなる人は鼻で深呼吸すると軽くなります。


治療中、口を閉じてはいけない場合があります。

  口を閉じると治療中の歯に唾液が付きやすくなります。治療によっては唾液が付着すると

予後に関わる事があります。担当医が「閉じていいですよ。」というまで閉じない方が無難です。

苦しかったら手をあげて。  

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型をとると気持ち悪くなる方は、前もって教えて下さい。

  反射が強くて歯の治療が出来ない方は珍しくありません。恥ずかしいことではありませんから、

前もっておっしゃって下さい。いろいろな方法、特別な対処が出来る場合があります。


気になることがあれば質問しましょう。

  治療の内容で不明な点があれば、前もって聞いておいたほうがよいでしょう。自分が望んでいた治療法と担当医が最善だと判断する治療法が異なる場合もあります。

歯を削ったり抜いた後で後悔しても始まりません。その治療法の必然性を納得してから治療を受けることが望ましいのです。

 


おしまいに...歯の治療のこわい方へ

 歯の治療なんてこわくてイヤなのが当たり前です。でも、治療の不安や痛みを少しでも軽くするために、歯科医師は日夜努力しています。最近では、いろいろな方法も開発されて、著しく不安の強い方にも十分な対処が可能になりつつあります。

どうぞ、チョットだけの勇気と保険証を持って、歯科医院を訪れて下さい。

 


*一口メモ*

麻酔がよく効く手のつぼがあります。(合谷−ごうこく、手の甲の側、親指と人さし指の骨が交差するところの、

人さし指のつけ根側の1点−)を3分ほど押しつづけると麻酔の効果が高まると言われています。歯の痛みにも

効きますのでお家で痛んだ時の応急処置としてもいかがでしょうか。

 

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